らな

奈良のガイド達の日々を綴ります

初公開! 東大寺大湯屋!

初めまして。まお介です。
四十路の年寄ですが、よろしくお願いします😅✋



最初なのでライトに自己紹介でも…とも思ったのですが、初公開の東大寺大湯屋を先日観て来ましたので、折角ですからアップさせてもらいます😊



中に設置されている巨大な鉄湯船は勿論ですが、建物にも注目です!

鎌倉時代に建てられて、その後何度か改修/改築された建築ですが、細かい所に注目すると、湯屋ならではの工夫を凝らした建築で、なかなか面白かったです。
詳しくは写真ごとのコメントにて。
(^_^)



スマホのレンズの不具合を未だに直してないので、写真は滲んでファンタジックになってますが、逆に内部の画像だと湯気が立ち込めた様な感じになってますので、妙な臨場感を お楽しみ下さい。
(^o^;)




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大湯屋入口。前から『前室・浴室・釜場』の、3区画で構成されています。


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鉄湯船。元来は床面に嵌め込まれて全体が見えない状態で設置されていますが、今回は見易い様に井桁に組んだ台座上に置かれていました。底面中央に水抜用の穴(排水口)があり、直接火を焚いて湯を沸かす『釜』ではなく『湯船』である事が分かります。


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ちょっと湯気が立ち込めた様な臨場感…怪我の功名ですな。(^_^;)
天井は室温を下げない様に低く造られています。
浴室内に造られた唐破風で飾られた湯船を囲う部分は江戸時代の改築時のものとの事。
どうりで江戸の銭湯と同じ構造な訳です。


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水気から柱を守る為に、湯船を囲む部分の柱は下方が石製。言い換えると、柱状に成形した高さのある礎石の上に柱を立てる構造になっています。


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一番奥の釜場。ここで沸かした湯を鉄湯船に注いで湯を溜めていたとの事。
上方は、煙や湯気を逃がす構造になっています。




次回の公開は全く未定ですが、機会があれば是非観に来て下さい。
たぶん今回と同様に、通常非公開の俊乗堂にも入堂出来ると思いますので👍



ではでは、本日は これにて…✋