らな

奈良のガイド達の日々を綴ります

アカデミックディベートとはとは

美池です。連投失礼。

合宿への興奮冷めやらぬうちにアカデミックディベートへの愛を語ります。

⚠ここで注意していただきたいのは、私が今から語ることは“アカデミックディベートへの愛“だということです。
よって便宜上ルールやセオリーへの説明を挟みますが、当方ルーキーゆえ、勘違い、間違いが随所に挟まれているかと思われます。どうかご容赦を。

間違いございましたら是非コメントにて指摘をお願い致します。私が喜びます。


アカデミックディベートの何が楽しいって、準備と本番が楽しいんです。


まず準備。

アカデミックディベートは準備期間が長いんですけど(高校時代の大会では約半年、先月私が出た大会では約1週間)、そこで自分たちの論をガチガチに固めたり、相手の論を予測したりするんです。これが楽しい。

仲間達とあーでもないこーでもないと本気で意見をぶつけ合って、ぶつけ合いすぎて関係がギクシャクして、でもなぜか楽しい。
だんだん論が洗練されていくのが気持ちいい。

相手の論に対してアタックをするんですけど、アタックがわんさか用意されていくのが楽しい。
裏の裏をかいたアタックを思いつくと最高に気持ちいい。

あと随所に盛り込む証拠(evidence)を集める調査を進めるのが楽しい。何十個も集まっていくのが嬉しい。

そして試合。

これが本当に気持ちいい。

読み込んで読み込んで読み込んだ、自分たちの論を審判にぶつける。
自分たちの予測通りの論を相手が出してくる。
分かりきったことだと相手の論の弱点を主張できる。
相手も当然私たちの論へアタックをしてくるが、策士策に溺れる、相手のそのアタックさえ読み切れる。
むしろ相手へのアタックへ利用、自分たちの論の補強へそれを使える。

自分たちの予測通りにことが進んだ時が本当に気持ちいいです。
もちろん予想外の論が来ることがありますが、そんな時は、自分たちの主張がしっかり審判さんに届いた時が気持ちいい。
用意していたevidenceを使えた瞬間が嬉しい。
準備していたあのアタックを使うんだと同チームとツーカーの連係を取れた時が楽しい。

大体それぞれ4~5分で行うんですけど、試合最中のドーパミンだかアドレナリンだかがものすごいです。
脳内麻薬? っていうんですかね。それです。

これを英語でやるのがまた気持ちいい。
言語変わると性格変わりますよね。
それも起因するのでしょうか。
舌がよく回る。

そもそも、仲間達と一意専心して成し遂げるってのがまず楽しくないわけがないです。

ディベートの唯一の欠点として、性質上準備中や試合中は見た感じめちゃくちゃ機嫌と性格が悪くなることです。
「は? 何変なこと言ってんの、そんなわけないでしょ」
「違うって あなたの言ってることは違うって」
「私たちの論の方が深刻な問題を解決できるでしょ?」
といった感じに。これはディベート中はしょうがない。

ただ弊害として、ディベートがなんら関係ない場面でも、こういったディベート的性格が出てしまう。
無駄に空気悪くしてしまっているのは自覚しています……、
学校でのグループワークなどで遠慮なく自グループの人の提案を滅多切りにするのは正直申し訳ないと思っています。
でもそうせずにはいられない。



長くなりましたが、アカデミックディベートは準備、本番が楽しいということが伝われば幸いです。

社会人になってこのようなことができる時間があるのかは疑問符つくので、部活ができる今この瞬間を大事にしたいと思います。

あー語るのも楽しい。
再来週にまた大会があります。頑張ってきます。
それでは失礼します。